実験 「詩吟」などの団体 伝統芸能の生き残りを懸けて大実験・・・なぜ?

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http://blog.livedoor.jp/shioyan_yudoufu/archives/10349495.html

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、日本の伝統芸能の「吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)」が、生き残りを懸けて大規模な実験を行いました。

吟剣詩舞の中の一つ=「詩吟」で親しみを持っている人も多いかもしれません。

詩吟は漢詩や和歌など詩の型にはとらわれずにさまざまな詩に節を付けてうたうもので、声で作者の気持ちをいかに表現できるか力量の高さを表すものです。

他にも、詩吟に合わせて刀を持って舞う「剣舞」や、扇を持って舞う「詩舞」があります。

これらを総称した「吟剣詩舞」の活動を行う団体は日本国内に300ほどあり、およそ10万人の人たちが楽しんでいます。

吟剣詩舞が“生き残りを懸けて”実験を行った理由も、新型コロナウイルスの影響を受けて厳しい状況となっているためです。

全国で開催予定となっていた500以上の大会のほとんどが、新型コロナの影響で中止や無観客での開催に追い込まれました。

さらに、教室として使用していた公民館などが使用禁止になり、活動自体がしづらい状況になっています。

吟剣詩舞特有の悩みもあります。活動をしている人には高齢者が多いため緊急事態宣言の影響で外に出られず、練習などの活動もできない状況が続いているため活動から離れてしまう人も少なくないといいます。

こうした危機的な状況を打開しようと、振興会は詩吟を詠む際の飛沫(ひまつ)量を調べ、舞台や教室を再開するためのガイドラインを作ろうとしています。

まず、「マスクなし」「フェイスシールドあり」「マスクあり」の3つのパターンで実験しました。

果たして、結果はどうだったのでしょうか。詳しくは動画でご覧ください。

今回の実験に協力した千葉大学の田中学教授は「フェイスシールドで飛沫を防ぐのは難しい」「女性よりも男性の方が飛沫が多く飛ぶ結果となった」と話しています。

そして今回の結果を基に、飛沫量や飛んだ距離の違いが歌詞によるものなのか、うたい方の癖なのか、声量の差なのかなど、詳しく分析することにしています。

実験結果は2月中旬にも分かるということで、振興会としては活動を再開できるよう、春ごろまでにうたい手同士の距離などを定めたガイドラインを作り、元気を取り戻せる活動を目指したいとしています。